2023年3月16日20:50
ルミーズは「リテールテックJAPAN 2023」に出展し、構築を進めている次世代決済ネットワーク基盤「aegise2.0」を紹介した。
ルミーズは長野県上田市の企業であり、オンライン決済に加え、対面や無人決済ソリューション、P2PEソリューションなどを幅広く提供している。同社では、新たな基盤として「aegise2.0」の構築を進めており、夏頃のリリースを予定している。主にソリューションベンダーや決済端末メーカー向けに提供していくという。
APIリファレンスはWeb上ですべて公開
加盟店システムとシームレスに連携可能
「aegise2.0」開始の背景として、近年はPOSや端末の決済において、カード情報の非保持化の観点から外回り方式の採用が増えている。しかし、従来のリンク式の決済では障害発生時に決済データと受注データとの間に齟齬が生じる場合がある。また、内回りの場合、PCI P2PE準拠、内回り11要件への対応といった課題や運用負荷がかかると課題もある。
ルミーズの担当者は「aegise2.0では、内回りであればPCI P2PEをサポート、外回りであればトークンを発行します。そのトークンを端末内部、POSアプリでキャッチしてPOSセンター経由で受け取ります。これにより、受注データと決済データの整合性が合うようにします」と説明する。
利用企業のアカウントはオンラインで即時発行し、APIリファレンスはWeb上ですべて公開する。また、REST APIを提供することで、アプリ開発の自由度が増すという。さらに、サーバ上で発生したイベントをWebhookで外部URLへリアルタイム通知できる。
同社では、PCI P2PEソリューションを提供するなど、セキュリティを意識した取り組みを強化してきた。例えば、MO・TO(モバイルオーダー・テレフォンオーダー)ソリューションを自社で運用するとともに、他社にも関連ソリューションを提供してきた。「aegise2.0」による決済処理はトークンによる内回りで、加盟店システムとシームレスに連携可能だ。
NEO3シリーズとの開発が佳境に
2センターで冗長化
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