2023年12月13日17:50
ゼウスは、紙の請求書や専用アプリを使わずスマートフォンで支払いができる「あと払い決済サービス」の一般提供を開始した。
ECショップは、ユーザーニーズの高い「クレジットカード決済」と「あと払い決済」を合わせて「初期費用・月額費用無料」で導入することができるそうだ。
コロナ禍において、これまで対面取引でのみ事業を展開していた事業者が新たな販売チャネルとしてECに参入するケースが増え、EC事業者および利用者の増加とともにEC市場は引き続き拡大傾向にある。ECにおける決済手段は依然としてクレジットカードが大半を占めるものの、世界的に注目されている後払い決済サービス(BNPL:Buy Now, Pay Later)の利用が日本でも着実に増えており、2021年度に1兆820億円だった取扱高が2026年度には約2兆円まで拡大すると予測されている。
後払い決済サービスは、商品・サービスの購入時に後払い決済事業者が商品・サービスを販売する事業者に代金を立替払いし、購入者が商品受取またはサービス提供後に代金を請求するため、安心感や利便性の高さから、クレジットカードを持たない・利用しない購入者に支持されているという。
同社においても、決済サービスを利用中または導入を検討するEC事業者から、クレジットカード決済と合わせて後払い決済サービスも提供してほしいという要望を受けていたことから、今回の提供に至った。
同社が提供する「あと払い決済」は、初期費用・月額費用無料で導入可能なだけでなく、業界最安水準の決済手数料で利用できるという。また、クレジットカードを持っていないけどすぐに購入したい、セキュリティ上の不安からクレジットカードを使いたくないという人にも安心して利用してもらえることを意識しており、顧客ニーズに応えるとともに新規顧客の獲得にもつながるそうだ。
同サービスにおいて、購入者への請求は紙の請求書やはがきを郵送するのではなく、コンビニ支払用の電子バーコードをメールで通知するペーパーレスな支払方法を採用している。そのため、事業者は請求書の発行や送付が不要となるだけでなく、請求書が届かないといった問い合わせ対応の手間もなくなるそうだ。
さらに、与信審査通過後、取引が正常に完了した決済に関しては、購入者の支払いに関わらず販売代金を100%立替払いし、購入者への請求業務もまとめて行うため、事業者は未回収リスクが防げるだけでなく業務負荷の大幅な軽減が見込めるという。
専任の営業担当者によるサービス導入から運用開始までのサポートに加え、運用開始後も事業者・購入者からの決済に関する問い合わせには、HDI格付けベンチマークの「クオリティ格付け(センター評価)」で応対品質の最高評価「三つ星」を取得した24時間365日対応のカスタマーサポートセンターのスタッフが対応する。