2024年4月9日9:00
ELESTYLEは、三井住友カードと、既存株主であるSusquehanna International Group(SAI Global Japan Fund II, LLLP、以下SIG)からの追加出資を含む、第三者割当増資による10億円の資金調達が完了したと発表した。同社のマルチモバイル決済プラットフォーム「elepay」とモバイルアプリケーションSaaS「OneQR」の決済ソリューションはさまざまな事業者に採用されているが、その強みと今後の展開について説明してもらった。
池谷貴
40種類以上の決済サービスに接続
全国10万カ所以上での採用実績
ELESTYLEが提供する「OneQR」は、セルフオーダーやキャッシュレス決済など、1つのQRコードでさまざまなサービスに対応できるのが特徴だ。利用者は、スマートフォンのカメラでQRコードを読み取るだけで、PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイをはじめとする40種類以上の決済サービスにアクセスできる。
ELESTYLEでは「弊社は、さまざまな業界に対応する革新的な決済ソリューションを提供してまいりました。その一部として、コカコーラボトラーズジャパンや東京理科大学など、名立たる企業や機関と連携しています。顔決済、自動販売機、オフィス内販売、無人化された学食の注文システム、セルフオーダーシステムの提供など、多岐にわたるケースで決済プロセスの効率化と利便性向上を実現しています」と強みを述べる。すでにオンライン・オフラインを問わず、自動販売機、駐車場、映画館、飲食店など、全国10万カ所以上での採用実績があるという。
同社では、「OneQR」に加え、「elepay」により、決済と周辺サービスをワンストップで提供し、事業者のDX化・キャッシュレス化をサポートしている。
ELESTYLEでは「『elepay』として、多様なオンライン決済およびオフライン決済を1つのAPIとSDKで統合することに成功しました。この独自性が私たちを日本で唯一のPSPとして位置づけています」と説明する。さらに、「OneQR」プラットフォームを通じて、幅広いビジネスシーンに適応する柔軟なSaaSソリューションを開発し、「Fintech+SaaS」として提供しているそうだ。
「Fintech+SaaS」が強みに
三井住友カード採用の強みは?
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