2024年7月1日7:20
デジタルガレージ(DG)は、同社が提供するB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」に、このほどAI-OCRを活用した請求書の自動読み取り機能を追加した。同機能により、手入力が必要な項目が1/10以下になるという。
「DGFT請求書カード払い」は、請求書の支払いをカード支払いに切り替えることで実質的な支払い期限を繰延するサービスで、利用時に取引先や振込先口座の情報等の請求書内容の入力が必要だ。しかし、手入力による手間や誤記載が発生することもあり、課題となっていた。
そのような課題の解決に向け、請求書サンプルを用いた機械学習を重ねることにより「DGFT請求書カード払い」に最適化された、自動読み取り機能の独自モデルを開発した。これにより、多様な請求書フォーマットにおいて自動読み取りが高い精度で実現可能となり、必要入力項目のうち、9割以上の項目について自動読み取りによる登録が可能だとしている。
例えば、振込金額、支払い先法人、振込先金融機関/支店、振込先口座分類(普通/当座)、振込先口座番号/口座名義、支払い期日の自動読み取りが可能だ。
なお、「DGFT請求書カード払い」は、銀行振込の請求書の支払いを、JCB/Visa/Mastercard/ダイナースクラブのカード(JCBブランドで発行されたプリペイドカードを除く)での支払いに切り替えることで、実質的な支払い期日を最大60日程度繰延するサービスだという。取引先がカード決済に対応していない場合でも利用できる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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