2024年12月25日8:34
台湾・高雄発交通系ICカードiPASS Corporation(台湾高雄市)は、2024年12月19日、2025年日本国際博覧会協会と提携し、「2025大阪・関西万博一卡通カード」を発表した。同交通系ICカードは、2025年に開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を訪れる主に台湾からの観光客の利便性を向上させるだけでなく、KKdayの特別割引といった特典を有する。また、日台間の観光・経済・金融交流のさらなる促進を目指した取り組みでもあるという。
「2025大阪・関西万博一卡通カード」は、主に台湾人・台湾からの観光客を対象にした特別仕様のカードで、大阪・関西万博をテーマにしたデザインが施されている。同カードの交通IC機能は台湾本土のみで使用可能だが、国境を超えた特典が付随しており、日本での観光やショッピングをさらに楽しむためのアイテムとなっているそうだ。
iPASS Corporationは2025年日本国際博覧会協会と協力し、大阪・関西万博の開催地である夢洲をはじめ、関西地域への海外からの訪問意欲を高めるだけでなく、日本と台湾の両企業が金融や観光分野での深い協力関係をさらに推進することを目指したプロジェクトでもある。
その一環として、米国TBCASoftが提供するHIVEXプラットフォームと提携し、iPASS MONEYアプリで「2025大阪・関西万博一卡通カード」を登録することで、日本国内のPayPay加盟店でiPASS MONEYアプリを利用して決済することが可能だ。また、その際にiPASS独自のポイントシステム「緑点(グリーンポイント)」の還元特典が付与され、台湾と日本における旅行体験をさらに豊かにするための仕組みを提供する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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