2025年5月16日14:55
企業のポイント交換・発行を実現するポイントソリューションを運営するジー・プランは、定期的に「ポイントサービスに関する市場調査」を実施しており、このほど、2025年版の調査結果の第2弾としてキャッシュレス決済とポイントサービスに対する意識についての結果を公開した。
最も貯めているポイントサービスごとに見ると、楽天ポイントユーザーは「クレジットカード」の利用が49.0%と高く、楽天カードとの親和性が反映される結果となった。PayPayポイントユーザーは、「コード決済」の利用が非常に高く(56.5%)、PayPayを軸としたモバイル決済主体の層であることがうかがえる。dポイントとPontaポイントユーザーは、「クレジットカード」と「コード決済」が同程度の割合で利用されており、バランスが取れた状況となったそうだ。Vポイントユーザーは、「クレジットカード」の利用が47.6%と高く、「非接触型クレジットカード」や「デビットカード」の利用も比較的高くなっており、カード利用が特徴的な結果となった。
キャッシュレス決済時にどの程度ポイントを意識しているかについては、「とても意識している」38.6%、「少し意識している」41.7%で、約8割が意識しているとの結果となった。
最も利用しているキャッシュレス決済方法別に見ると、コード決済利用者は「とても意識している」が45.6%と高く、キャンペーンなどの施策に反応しやすい利用者が多いと考えられる。クレジットカードや電子マネー利用者は全体と同様の結果だが、交通系ICカード利用者は、「とても意識している」が18.2%と低く、約4割が意識していない状況が明らかとなった。
5大共通ポイントそれぞれのイメージや印象について聞いてみると、いずれのポイントも「貯まりやすい」「ポイントを使いやすい」が上位となった。その中で、楽天ポイントは「貯まりやすい」「ポイントを使いやすい」が目立って高くなっているほか、「キャンペーンが多い」「貯まるサービスが多い」「還元率が高い」などが他のポイントサービスに比べて高くなっている。また、PayPayポイントも、「貯まりやすい」が楽天に次ぐ高さとなっており、「ポイントを使いやすい」「キャンペーンが多い」なども相対的に高い結果となった。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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