2025年8月19日19:31
東京都渋谷区とGOは、渋谷区内の移動の利便性向上を目指す実証実験として「GOシャトル」を活用した渋谷区デマンド交通実証実験を2025年9月1日~2026年3月31日の期間に実施する。
誰でもタクシーの約半額で利用が可能な「GOシャトル」に、渋谷区が高齢者や妊婦などの交通弱者に対して利用料の補助を行うことで、幅広い利用者の乗車を促進し、持続可能な公共交通のあり方を模索する。これにより、誰もが子どもを生み育て、高齢になっても快適にすみ続けられる渋谷区の実現を目指す。
「GOシャトル」は、「GO」アプリから注文する相乗りサービスで、同実証実験では笹塚、幡ヶ谷、初台、本町などを中心とした渋谷区北西地域にて運行を行う。2日前から当日15分前までの予約が可能で、あらかじめ決められた乗降スポット約700箇所の中から乗降地と希望日時を選択の上、予約してもらう。同乗する人数に関わらず事前に料金は確定となり、タクシー乗車時の約5、6割程度の料金となる。1注文につき一人まで、1台につき最大5名の乗車が可能なミニバンタイプの車両最大10台が対応する。なお運行は、代々木自動車と日本交通の車両が稼働予定だ。
また、補助対象エリア内に在住の高齢者の方、障がい者手帳を持つ人、妊婦、子育て世帯の人に対しては、渋谷区からの補助として1カ月あたり最大20枚まで利用可能な400円の電子タクシーチケット「GOチケット」を毎月発行し、移動をサポートする。
なお、渋谷区では、利用方法等の支援としてスマホサロン等と連携し、デジタル活用支援員によるスマホに関する相談対応を可能としている。これにより、「GOシャトル」の利用方法や申請手続きに関するサポートを随時実施する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト