2025年9月19日8:05
2025年9月15日〜17日、サウジアラビア・リヤドの Riyadh Exhibition & Convention Centre(Malham)で「Money20/20 Middle East 2025」が開催された。会場には450以上のブランドが集結し、1,050名以上の投資家と数百人のスピーカーが登壇。来場者数は約4万5,000人にのぼり、ホールは熱気に包まれていた。
なお、米国での「Money20/20 USA in Las Vegas」は、2025年10月26日~29日までの4日間、ラスベガスで開催される予定だ。(アイティーナビ 大澤日出男)
世界のフィンテックハブを目指す
Google Pay導入とAlipay+受け入れへ
テーマは 「Where Money Does Business(お金がビジネスをする場所)」。AI/機械学習や生成AIの活用、規制と政策、オープンファイナンス、デジタル銀行、キャッシュレス決済やBNPL、金融包摂、資本市場、トークン化といった幅広いトピックが議論された。
キーノートセッションでは、サウジ中央銀行総裁の Ayman Al-Sayari 氏が金融改革の方向性を語り、H.E. Mohammed Aljadaan(KSA財務大臣)が開会挨拶でサウジアラビアがVision 2030に沿って世界のフィンテックハブになるというコミットメントを強調した。また、資本市場庁(CMA)によるAI活用や年金改革の発表が行われた。
会期中には、サウジ中央銀行がGoogle Payの導入とAlipay+受け入れ計画を正式発表。スクリーンに映し出された「2026年までに全国展開」の文字に参加者が一斉にスマートフォンを掲げて撮影する場面も見られた。
展示エリアでは、地元スタートアップの決済端末や、グローバル決済大手による新サービスのデモが行われ、投資家や事業者がその場でデモを試す姿が目立った。
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デジタル決済比率は急増
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