2025年9月26日14:40
ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は、ソーシャルサービスと協働し、中学生向け副教材「未来クリエーター~ 未来をつくる お金の使い方にどきどき」を制作・配布したと発表した。
同冊子は、中学生自身が「お金の使い方」を主体的に考えるきっかけを提供するだけでなく、保護者との対話を促す構成となっており、家庭内での金融教育の第一歩としても活用できる。前半では現金、電子マネー、プリペイドカード、クレジットカード、デビットカード、コード決済などの支払い方法やそれぞれの特徴などを解説する「学び」の部分と、後半はお金のトラブルQ&Aや、将来一人暮らしをする際に一人で暮らせるかのシミュレーションをするなど、お金の使い方を自分事化して考える「体験」部分で構成されている。
近年、金融や決済手段に関する情報が多様化・複雑化する中で、若年層が自ら正しい知識を選び取る力が求められている。さらに、2022年4月の成年年齢引き下げにより、より早い段階で親の同意を得なくてもさまざまな契約ができるようになり、トラブルに直面する可能性も高まっている。こうした背景を踏まえ、同冊子は中学生自身が「お金の使い方」を主体的に考えるきっかけを提供するとともに、保護者との対話を促す構成となっているそうだ。
Visaは、初めてのキャッシュレス体験として「Visaデビット」の活用を推奨している。Visaデビットは口座直結型で使いすぎの心配がなく、利用履歴もすぐに確認できるため、親子で安心して使える決済手段だという。同冊子を通じて、子どもたちが健全な金銭感覚を育み、保護者とともに未来を見据えた金融リテラシーを身につけることを目指す。
なお、同冊子は、東京都、埼玉県、千葉県、静岡県と石川県内で、副教材として活用を希望される中学校を対象に、2025年6月より約2万部が順次配布され、中学校の社会科、技術・家庭科、総合的な学習の授業で活用されている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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