2025年11月20日8:40
和田 文明
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プロフィール キャッシュレス、電子マネー関連のジャーナリスト/ライター、主に欧米、アジアのセキュリティを含むキャッシュレス情報、カスタマーロイヤルティプログラム情報を取材 |
“ソウル・キャッシュレス見聞記2025”第1部の第4回目は、韓国のクロスボーダーペイメントサービスのEximbay(エキシンベイ)について紹介してみたい。今回のソウル旅行に際しては、韓国の電子渡航認証制度K-ETAのオンライン申請手数料10,000ウォン(約1,000円)やNAMANEカード6,000ウォン(約600円)の事前オンライン購入において、Eximbay(エキシンベイ)を通じてVisaクレジットカードでの少額決済を行った。
韓国のグローバルベースのペイメントサービスであるEximbay(エキシンベイ)とは、海外のネットショップの開設などをサポートするECプラットフォームのCAFE24が提供するオンラインペイメントソリューションである。Eximbayでの支払いは、世界のペイメントサービスプロバイダーと提携し、クレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、中国銀聯、アメリカンエキスプレスなど)やデビットカード、プリペイドカードなどによるオンライン決済がベースであるものの、クライアントの提携サイトやオンラインマーチャントによってはAlipay+(アリペイプラス)や日本のコンビニ払いやPay-easy(ペイジー)などの決済方法も利用することができる。なお、Eximbayでの支払いに際して利用できるプリペイドカードは、VisaやMastercardなどのブランドのオープンループのオンラインプリペイドカードに限られる。
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Eximbay(エキシンベイ)は、日本市場向けにはコンビニ支払いやPay-easy(ペイジー)などの決済方法を提供しているほか、中国市場向けには、Alipay(支付宝、アリペイ)やChina Union Pay(中国銀聯)などにも対応している。これらは、中国の消費者がECで最も頻繁に利用する決済手段であり、EximbayがAlipay(支付宝、アリペイ)やChina Union Pay(中国銀聯)といった中国の主要決済サービスとの提携を行っているのは、Eximbayの海外展開における大きな強みで、世界最大級の市場である中国の消費者をターゲットにしたクロスオーバーなECを可能にしている。また、Visa, Mastercard, JCBなど主要クレジットカードブランドとの提携は、グローバルな決済インフラとしての基盤を確立している。 |
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Eximbay(エキシンベイ)で日本のローソンやファミリーマートなどコンビニ払いで支払う場合、決済の日から5日以内に、Eximbayでの決済時に表示される番号をコンビニの店頭端末で入力して支払う方法で行われるが、通常国際通販サイトなどは、支払い確認後に商品発送となる仕組みである。 |
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