2011年11月9日18:11
NTTデータは、2011年11月9日、カード決済総合ネットワークシステム「CAFIS」において、カード取引の本人確認をより強化できる「CAFIS属性認証サービス」を開発し、来春から提供を開始すると発表した。
同サービスは、インターネット上でのカード決済の際に、クレジットカードの基本情報に加え本人しか知り得ない「属性項目」を同時に認証することで、本人確認性をより強固にするサービスである。
NTTデータではCAFISにおいて、現在までに、インターネット決済における本人確認手段として、Visa、MasterCard、JCBの国際ペイメントブランドが推進する「3Dセキュア」サービスを提供しており、カード会社向け・EC加盟店向け、両方のサービスを提供している。今回の取り組みは、3-Dセキュアやカード券面に記載された「セキュリティコード」による認証サービスとの組み合わせも可能となっている。
同サービスの促進に向けては、カード会社や大手加盟店の対応準備も必要となるが、CAFISサービスとして培ってきたリレーションを生かしながら推進していく方針だ。NTTデータでは、本人確認の高度化やセキュリティ向上に寄与できるサービス群を拡充していくことで、より安心・安全な決済サービスを提供すべく、業界各社とともにサービス開発を行っていきたいとしている。