2011年12月20日10:00
スルガ銀行は、2011年12月20日から、カードローン「Tポイント付きリザーブドプランカード」の申込手続きにおいて、Windows OSのタブレット端末によるペーパーレス受付を開始すると発表した。
ペーパーレス受付には、凸版印刷の申込書発行システム「SpeedEntryplus(スピードエントリー・プラス)」が採用されている。タブレット端末による受付は邦銀初であり、店舗外のキャンペーンスペースなどにおける、顧客の申込書への記入負担の軽減が可能になるという。
同スキームでは、タブレット端末上のタッチペン操作による選択入力と手書き文字入力(OCRによるテキスト変換、および手書き署名の取得)のみで受付業務が完了する。受付オペレーションにおいては、タブレット端末に小型のプリンタとスキャナを接続し、申込書や同意書の控えの出力と本人確認書類の画像データの取得も実施する。また、本人確認書類(運転免許証)の券面データを読み取り、名前や住所を自動的にプレ入力し、顧客の記入負担を軽減するという。
従来の申込書類への記入による受付業務では、顧客の記入時間の長さや記入不備が課題となっていたが、今回の導入で、受付完了後の不備チェックやデータエントリーが不要となる。それにより、書類送付にかかっていた時間的ロスが無くなり、申し込みの受付からローンカード発行までの期間を2~3日間短縮することが可能になるという。
今後、スルガ銀行と凸版印刷は共同で、各種カードローン商品の申込手続きでの利用だけでなく、他の商品・サービスへの導入、商品説明を始めとするプロモーション用途を含めた受付業務全般におけるタブレット端末の活用を検討している。