2023年6月26日17:50
クレディセゾンは、2023 年5月 18 日にスルガ銀行と資本業務提携契約を締結したと発表していた。これにあわせ、スルガ銀行が実施する第三者割当による自己株式の処分により、スルガ銀行の普通株式を引き受け、スルガ銀行は、同社が実施する第三者割当による自己株式の処分により、同社の普通株式を引き受ける予定だが、2023年6月23日、同社がスルガ銀行の主要株主となることについて、銀行法第 52 条の9第1項に基づく認可を金融庁より取得した。
同自己株式処分(スルガ銀行)が完了するとスルガ銀行は同社の持分法適用会社となり、2024 年3月期第2四半期からスルガ銀行の包括利益の持分取り込みを行うことになるが、日本会計基準を採用しているスルガ銀行の財務諸表を同社が採用している国際財務報告基準(IFRS)に組み替えたうえで、同社の連結財務諸表に取り込む必要がある。
スルガ銀行への持分法適用に伴い、負ののれん発生益およびスルガ銀行の貸出金等に対して必要な IFRSに基づく信用損失引当金など IFRS へのコンバージェンスに必要な調整額が計上される見込みであり、同社の連結業績予想にも適時開示基準に該当する影響を与える可能性があるが、現在精査中であり、同社の連結業績予想に与える影響は未定となる。
同社は、スルガ銀行との資本業務提携契約に基づき、スルガ銀行によるセゾン支店の設立および同社による銀行代理業に係る関係当局の許認可の取得、セゾンプラチナ・ビジネスカードの共同事業化、住宅ローン事業における連携及び不動産ファイナンス事業の共同展開について協働することに合意しており、今後、協力体制の構築を進める。
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ペイメントナビ編集部
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