2012年11月12日16:00
共同印刷は、提携カードなどで需要が高い、同社の独自技術を生かした4行エンボス加工対応の「Visa payWaveカード」を開発し、2012年11月12日から販売を開始したと発表した。
同カードは、東芝が開発したVisa接触型クレジット決済と非接触型クレジット決済「Visa payWave」に対応した、デュアル・インターフェイスのICモジュールを搭載している。これによりカード所持者は、Visa payWaveサービスの加盟店で買い物する際に、従来の支払い方法である接触型クレジット決済に加え、カードを自分の手から離さずに専用端末にかざすだけで決済できるようになる。また加盟店にとっても、より利便性の高い決済サービスの提供とともに、販売員の業務効率の向上や他店との差別化による集客効果が期待できるという。
同カードは、共同印刷独自のアンテナ技術により4行エンボス加工が可能だ。4行エンボス対応のカードは、カード券面上により多くの情報を表示することができるため、提携カード会社などの要望にフレキシブルに対応可能となっている。 同社によると、2013年には国内でもVisa payWaveのサービスが開始されるという。今後も、同社が2010年に開発したMasterCard PayPassカードとともに、非接触決済を含むNFCソリューションサービスを充実させ、ユーザーの利便性向上に努めていきたいとしている。