2014年6月17日17:00
インコム・ジャパンは、POSA技術に対応したプリペイドカード「IIJmioクーポンカード」の取り扱いを、2014年6月17日から開始すると発表した。「IIJmioクーポンカード」は、インターネットイニシアティブの個人向けデータ通信サービス「IIJmio(アイアイジェイミオ)高速モバイル/Dサービス」および「IIJmioプリペイドパック」で提供するSIMカードに、高速通信用のデータ量(クーポン)を容易に追加チャージできるカードとなる。
6月17日より全国ビックカメラグループ(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)において、「IIJmioクーポンカード for BIC SIM」として販売するほか、順次取り扱い店舗を拡大していく予定だ。
「IIJmio高速モバイル/Dサービス」および「IIJmioプリペイドパック」は、NTTドコモのLTE/3G網に対応したデータ通信用のSIMカードを低価格で提供するサービスとなる。あらかじめ500MB分のデータ量が含まれたプリペイド型の「IIJmioプリペイドパック」は、手軽に利用開始できる一方で、500MBを使い切るとSIMカードが利用できなくなるため、継続してSIMカードを利用するには、月額料金プランの通信サービスである「IIJmio高速モバイル/Dサービス」に移行する必要があった。
今回、「IIJmioクーポンカード」を購入することで、データ量を使い切った場合でも容易に追加チャージでき、月額料金プランに移行することなく利用を継続することが可能となる。また、「IIJmio高速モバイル/Dサービス」利用者も、高速通信に必要な追加クーポンとして利用可能だ。
なお、インコムのPOSA(InComm’s Fast Card Point of Sales Activation)は、POSレジで支払いが完了した時点で、対象のカードが有効化する技術となる。通常、プリペイドカード類の販売には、仕入れや在庫リスク、金券類の管理負荷といった多くの負担が販売店側に発生していたが、インコムが提供するPOSA技術を導入している販売店は、盗難、紛失、仕入れ、在庫、返品等の流通上のリスクを負うことがなくなるという。カードの発行会社であるIIJもインコムの同技術を採用したことから、販売店でのより積極的な陳列・販売が可能となる。