2017年4月25日21:08
Worldpayは、2017年4月25日、LCCのバニラエアが、同社をオンライン決済プロバイダーに指名したと発表した。
バニラエアは、東南アジアで大きな存在感を放つ日本初のLCCとなることを目指している。台湾、香港、ベトナムやフィリピンなど新しい市場への進出を模索していたときに目を付けたのが、Worldpayのグローバル決済サポートだったという。Worldpayの決済サービスを選んだ理由は、航空業界における豊富な経験だったという。世界の大手航空会社80社以上と取引し、25年を超える業界実績を誇る。
バニラエアでは、Worldpayとパートナーシップを組んだことで、Alipay(アリペイ)、中国銀聯、ダイナース、ディスカバー、アメリカン・エキスプレス(近日対応予定)など、航空券の予約時に各地域でよく利用されている決済方法とプラットフォームを介して、予約手続きが進められるようになった。その結果、これまでの顧客層とは異なる新規顧客セグメントへのリーチに成功したという。また、モニタリングとビジネスインテリジェンスを備えたデータ分析ツール・レポーティングツールを利用することで決済の概要、すべての決済方法・決済通貨が把握できるなど、業務効率が向上したという。
顧客にシームレスなオンライン予約サービスを提供するため、バニラエアではエア・ブラック・ボックスの予約プラットフォームを導入した。同プラットフォームでは、搭乗客はバリューアライアンス・メンバーに加盟するLCCの乗り継ぎをワンストップで予約・購入・支払い可能だ。さらに、Worldpay が提供する不正検知ツールである「RiskGuardian」を活用し、リアルタイムでの不正検知・不正防止を行っている。