2018年3月16日18:06
エムイーエックステクノロジーズ(MEX)と、NTTファイナンスは、これからの高齢化社会に向けた医療分野におけるキャッシュレスニーズへの対応を目指し、2018年3月1日から、NTTファイナンスの提供する「電話料金合算サービス」がMEXの提供する「医療費あと払い」の新たな決済ラインナップとして追加したと発表した。
「医療費あと払い」は、病院やクリニックでの外来受診時に自己負担金を後払いにすることで会計待ち時間がゼロになる患者さま向け決済サービスとなる。従来は、患者は「口座振替」「ソフトバンクまとめて支払い」等の中から支払い方法を選択できたが、電話料金合算サービスを追加した。これにより提携医療機関にて患者が電話料金合算サービスでのあと払いを希望した場合、NTTファイナンスより請求するNTTドコモの「携帯電話等通信料」、NTT東日本・西日本の「固定電話・フレッツ等通信料」と一緒に医療費を支払うことが可能になる。
これにより、①提携医療機関等での会計待ち時間がゼロになる、②通院時に現金を用意する必要がなく、診察券のみで受診が可能になる、③家族の受診等に関する支払いをひとつにまとめることが可能になる、④患者の毎月の支払手続きが一度で済み、支払管理が簡易になる――といったメリットがある。
なお、MEXが2004年に提供を開始した「医療費あと払い」は、すでに400を超える医療機関(病院・クリニック・薬局等)が利用しているそうだ。
両社は「電話料金合算サービス」による「医療費あと払い」を多くの医療機関等で活用してもらえるように、拡大展開を目指す。また決済のキャッシュレス化が進む一方で、これからの高齢化社会に向け、とりわけ医療分野においては、デジタルデバイスを使い慣れない高齢者にも対応したキャッシュレスの仕組みの実現が必要であることを潜在ニーズとして捉え、医療機関を取り巻く環境改善支援を推進していきたいとしている。