2020年9月9日7:00
日本航空(JAL)とパナソニック システムソリューションズ ジャパンは、パナソニックが提供するアバター式リモート案内サービスを用いた共同実証実験を開始すると発表した。
今回の実験では、利用者から離れた場所にいる係員がディスプレイ上のアバターを通し、 出発ロビーや搭乗口にて利用者への案内を実施する。アバターは操作している係員の表情を認識・反映するため、リモートによる非接触・非対面ながらも表情豊かで、対面に近い案内が可能だとしている。また、定型登録された係員の案内時の動作や、搭乗順パネルの提示などを組み合わせることもできる。
同案内サービスは、有人での「リモート対話」と、チャットボットによる「AI対話」の2つのコミュニケーション方法で、空港・駅や店舗などにおける利用者への案内業務を実現し、 サービスのクオリティを維持・向上しながら現場業務を省力化・効率化するサービスだという。
今回の検証では、 リモート対話機能に特化して実施。アバターを利用しない間は広告や通知などエリアに最適なコンテンツの配信表示を行うことや、大画面を活かして既存サービスと連携することも可能だ。今年度中の商用化を予定している。