2016年12月1日17:35
地域情報サイト「まいぷれ」を運営するフューチャーリンクネットワーク(FLN)は、加古川市が2016年12月1日より試行実施する「かこがわウェルピーポイント(略称:かこっピ)」制度の運営事務局を担うと発表した。社会活動や地域活動などのボランティアによりポイントを付与し、貯めたポイントは学校への寄付や、市の特産品などとの交換ができる取り組みで、より多くの人が主体的にボランティア活動に参加するきっかけと継続する楽しみをつくることを狙う。
加古川市は、市民の健康志向の高まりと明るく健全な社会環境づくりが求められる中、市民のウェルネスライフ(健康的な生活)を積極的に支援していくため、2000年6 月8 日に「ウェルネス都市宣言」を行った。なかでも社会活動への積極的な参加を促して、誰もが生涯活躍できるようなまちづくりをめざし、参加意欲をあげる施策のひとつとして「かこがわウェルピーポイント」制度を試行的に実施することとなった。
FLN は2012 年より地域共通ポイントサービス「まいぷれポイント」を開始し、現在全国7 地域にわたり地域通貨・共通ポイントの運営を展開している。2016 年には大日本印刷と共同で事業を推進していくことを発表し、より利便性の高いポイントサービスを提供できることから、今回「かこがわウェルピーポイント」の制度設計から窓口業務までの事務局業務を担当することとなった。FLN は加古川市にまいぷれ加古川を設立し、現地での運営を担う。
今回「かこっピ」の付与対象となる活動は「放課後子ども教室(チャレンジクラブ)」「学校園支援ボランティア」の2つを予定している。「放課後子ども教室(チャレンジクラブ)」は一回の参加で50 ポイント、「学校園支援ボランティア」は1 日1 回(おおむね30 分以上の活動に対して)10 ポイントを付与する。貯めたポイントは1 ポイントを1 円として各学校への寄付や、市の特産品や健康グッズとの交換を検討している。
なお、FLNはポイント制度として大日本印刷が提供する「DNP 地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」を採用することで、負担の軽い業務運営を目指す。
今後の予定として、来年度からの本格実施に向けて、対象となるボランティア活動も拡大を予定している。また、加古川市内の地域店舗とも連携し、加古川市内でポイントが流通することでさらなる地域活性化に寄与することを目指す。