2021年3月23日16:19
2021年3月9~12日まで開催された「リテールテックJAPAN2021」では、無人決済店舗やマイクロマーケット向けのソリューションも展示された。今回から数回に分けて、会場の様子をレポートする。
国内でも無人決済店舗の取り組みが行われている。事前にIDや生体情報を登録した利用者は、QR/バーコードや生体認証、クレジットカード等を利用して店舗に入店する。店舗では画像認識や重量センサーなどのIT技術を使って利用者の動きを捉える。利用者は店舗から出る時に自動もしくは、無人レジなどで決済が行われ、退店後はアプリで決済情報を確認できるサービス等だ。日本でもTOUCH TO GO(タッチ・トゥ・ゴー)、Zippin(ジッピン)、Cloudpick(クラウドピック)といったプレイヤーが技術を提供している。また、NTTデータやNEC、富士通といった大手SIerも参入している。
さらに、職域内などの限られたスペースで展開する、より簡易的なソリューションも登場。例えば、ミニストップでは、バーコードとセルフ決済機を利用した「MINISTOP POCKET(ミニストップ・ポケット)」を展開している。
クレジットのタッチ機能を無人決済店舗に活用
リテールテックJAPAN2021のルミーズのブースでは、クレジットカード・電子マネー・コード決済など全てのキャッシュレス決済を搭載した組込型マルチ決済端末「salo-01」の連携やPCI P2PE(PCI Point-to-Point Encryption)の取り組みなどを紹介したが、マイクロマーケット向けのサービスを展示した。
利用者は、クレジットカードをタッチして、ゲートが開き入店。店舗で購入する商品を選び、自動レジの棚に商品を置くと自動で金額を算出。決済はタッチ決済で行う流れだ。金額が表示され、間違いがなければタッチ決済で支払いを行う。店舗を出る際もクレジットカードをタッチして認証されれば、ゲートが開く仕組みだ。
直販で1人のアルバイトを年間で雇用するよりも費用を抑制(クラウドピック)
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
「Paymentnavi Pro2021」の詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。