提携を強化してリテール市場のキャッシュレス推進(DG/東芝テック)

2021年12月23日8:09

デジタルガレージ(DG)と東芝テックは、2021年12月23日付で資本業務提携契約を締結した。

2018年にDGの決済事業子会社であるDGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス株式会社)と、POSシステム大手の東芝テックは、合弁会社TDペイメントを設立し、対面決済領域で事業を拡大してきたが、このほど、デジタルガレージグループとして東芝テックとの提携領域を拡大し、決済事業に留まらない協業を推進する。

具体的に、TDペイメントその他のチャネルを通じて運用している決済サービスの強化拡充にあたっては、DGフィナンシャルテクノロジーと東芝テックの決済サービスの最適化と効率化を推進し、機能統合を図るという。また、協業決済サービスについて、決済手段の拡充、販売チャネル・販売体制の強化等をはじめとした、協業関係を一層強化する。さらに、決済センターのさらなる安定運用構築のための体制及び人員その他協力体制とリソースの協力体制を強化するそうだ。

また、リテール領域における、デジタルマーケティングサービスの共同推進。東芝テックが推進するカートPOSやスマホPOS、デジタルサイネージ等リテールメディアにおいて、1の決済データを含む膨大なビッグデータ活用・販売促進プラットフォーム開発・CRM等包括的なデジタルマーケティングを共同で推進する。

なお、東芝テックは、DGが実施する第三者割当による自己株式処分により、DGの普通株式949,500株(発行済株式総数に対する所有割合2.0%、総額約46.2億円)を取得(1)する。DGは、東芝テックが実施する第三者割当による自己株式処分により、東芝テックの普通株式295,000株(発行済株式総数に対する所有割合0.5%、総額約13.5億円)を取得(2)する。これとは別に、DGは、東芝テック株式を取得(3)する予定だ。取得後は、(2)と(3)の総額は、(1)とほぼ同額となる予定。

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ペイメントナビ編集部

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