2022年1月21日8:30
リクルートは、2022年1月18日、同社のシフト管理サービス「Airシフト」に関するメディア向けの説明会を行った。当日は、リクルートプロダクト統括本部所属で、「Airシフト」および「シフトボード」プロダクト責任者 沓水佑樹氏がシフト管理の重要性について紹介した。
店舗の人手不足感は徐々に強まる
アルバイト・パート雇用へは積極姿勢
リクルートの「Airシフト」は、シフト表の作成に加え、スタッフのやり取りにも利用できるシフト管理サービスだ。スタッフの希望をシフト表に反映し、書き写しの手間やミスを防止する。また、出勤以来の変更や調整もチャットなどから可能だ。スタッフは、シフト管理・給料計算アプリ「シフトボード」と連携することで、スタッフはいつでもどこでもシフトの提出や確認、連絡が可能だ。
新型コロナウィルス感染禍は続いているが、飲食店は営業時間の短縮などに伴い人員削減されたアルバイトスタッフやパートスタッフの雇用回復が最優先となっている。その際に、単発バイトなどさまざまな働き方を受け入れながら、労働生産性の向上を目指す必要がある。
リクルートジョブズリサーチセンター「ジョブズコミュニティーレポート」2021の調査によると、2021年11月時点で「1年前よりも人手不足が悪化した」と回答した採用担当者は52.4%と過半数を超えている。昨年4月から6ポイント、一昨年からも11.5ポイント増加した。
ワクチン接種が進んでおり、「採用を増やす予定」と回答した採用担当者は37.8%となり、「今後の状況によって増やすことを検討する」の14.9%と合わせると、全体の約半数の企業で採用増加の可能性があるとした。
さらに、昨年10月に最低賃金が上昇したが、既存従業員の賃金を上げて確保したと回答したのが47%と最も多く、新規採用の有無で分けると、「新規採用を行っている」が71.9%となった。
希望通りのシフト出勤はコロナ前の状況に近づく
ATCダイニングはシフト管理の時間が半減
同社の「シフトボード」の利用データから、一人当たりの希望シフトに対し、実際に稼働した日数の割合をみると、第1回目の緊急事態宣言が発出された2020年4月に大幅に低下した後、解除と再発出のタイミングで増減を繰り返していることが把握できた。2021年10月時点では再び、希望通りのシフトで働ける学生の割合が増え、コロナ前の状況に近づいていることがわかったそうだ。
ATCダイニング(東京都港区)が運営する「牛屋銀兵衛銀座本店」は、これまでシフト調整やシフト変更の依頼などスタッフとの個別のやり取りは、都度、細切れに発生しており、毎月トータルで2時間ほどかかっていたそうだ。2020年6月に「Airシフト」を導入したが、シフト希望がシフト表に自動で反映され、基本は「シフトボード」でシフト依頼や管理を完結させることができるため、シフト業務が1時間に減ったという。都度、発生していたスタッフとのやりとりもなくなり、仕事の手を止めずに済むそうだ。
スポット人材採用の機能強化へ
「Airレジ」「Airペイ」と合わせての導入も多い
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