2011年2月28日7:30
「提携クレジットカード」の新潮流~オリエントコーポレーション「エディオンカード」(1)
幅広い年齢層から支持を受ける「エディオンカード」
年間1,029円で5年間・10年間の長期修理保証
オリエントコーポレーション(オリコ)では、2009年10月から家電量販店のエディオンと提携し、「エディオンカード」(JCB、MasterCard)の発行を開始している。エディオンカードは、年間1,029円の会員サービス利用料で長期修理保証を受けられる保証に手厚いカードであり、オリコにとっても収益性の高いカードとして、会員の獲得・維持に力を入れている。
エディオンは日本各地で約1,100店舗のネットワークを構える
エディオンカード会員数は約190万人
エディオンは関東地方で「イシマル」、中部地方で「エイデン」、近畿地方で「ミドリ」、中国・四国・九州地方で「デオデオ」、日本各地で約1,100店舗のネットワークを構える家電量販店だ。
オリコでは、2009年の10月にJCBとMasterCardの「エディオンカード」を発行することになった。まずはデオデオにおいて、それまで発行していた「eeカード」会員からの切り替えを実施。2011年2月からはエイデンでも新規カードの発行をスタートしている。
エディオンカードの特徴としては、年間1,029円の会員サービス利用料で5年間・10年間の長期修理保証を受けられる点だ。家電品の保証対象商品は、5,250円(税込)以上で1年以上のメーカー保証付きの指定商品となる。
「家電製品の保守サービスについて、提携クレジットカードで年間のサービス利用料をいただくケースはエディオンさんだけだと思います。通常、家電製品のメーカー保証が1年間ですが、エディオンさんでは製品の保守・修理に対してきめ細かいサービスを行っており、5年間・10年間の長期修理保証は会員様から喜ばれています。エディオンカードは保守・修理に魅力を感じていただける高齢者の会員さんも多いです」(オリエントコーポレーション
本社営業部 課長 三木敏晴氏)
エディオン以外でも1%のポイントを付与
カードの申し込みと合わせて家電製品を購入
また、イシマル、エイデン、ミドリ、デオデオはもちろん、それ以外の外部加盟店でも1%のポイントが付与される。貯まったポイントはイシマル、エイデン、ミドリ、デオデオ店舗において1ポイント1円単位で利用可能だ。
「店舗でエディオンカードに入会して買い物をすれば、その日からポイントが付くのが特徴です」(三木氏)
同カードの利用単価は、エディオン店舗の売上に占めるシェアでも相当高い数字を示しているという。エディオンの従業員もカード会員の獲得に目標数値を設けるなど、会員数拡大に力を入れている。