2011年3月12日9:00
デジタルコンテンツの金庫サービスとは、一体なにか。そんなサービスに対するニーズはあるのだろうか。
サービスをはじめたのは、請求処理のASPサービスを提供する米ビンディシア(Vindicia)。サービス名はキャッシュボックス(CashBox)である。
ゲームやソフトウェア、電子書籍、スマートフォンアプリ、動画など、これからデジタルコンテンツ市場は急拡大する。
ただし、デジタルコンテンツは小額決済が主流。デジタル雑誌などは定期購読という形態もある。
デジタルコンテンツの販売を考えている企業が、自社でこの課金システムを開発していたのでは時間とコストがかかってしまう。
そこでビンディシアは考えた。デジタルコンテンツを預かって、ASPサービスで注文から課金、配信までトータルに提供しよう。デジタルコンテンツを安全に管理できることをアピールしなければならない。そうだ、サービス名はキャッシュボックス(金庫)にしよう。
ビンディシアのキャッシュボックスを使えば、オーダーページからショッピングカート、カタログ、課金、顧客サポートまでトータルなサービス提供を受けられる。
ビンディシアは2003年創業。2010年の取扱高は20億ドル。ASPサービス提供企業には、セキュリティソフトのSymantecや会計ソフトのIntuit、メディアのBloombergなどの有名ブランドが名を連ねている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。