2023年3月15日8:00
オフィシャルキャッシュレスパートナーの三井住友カードが全面サポート
「北海道ボールパーク F ビレッジ (以下、F ビレッジ)」内にある北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(以下、エスコンフィールド)」では、飲食物・グッズの販売店において完全キャッシュレスの運営を行う。エスコンフィールドでは、キャッシュレス化によって来場者の快適な観戦体験の提供を目指すとともに、スタッフの負担も軽減できると見ている。
快適な観戦体験を目指す
500台の決済端末設置へ
エスコンフィールドでは、「世界がまだ見ぬボールパーク」をテーマとして掲げながら、開業に向けてサービスや観客体験、運用の仕組みも含めて全方位的にゼロベースでサービスを作り上げている。その中で、多数の観客が来場する球場では、現金の授受や管理を減らすことが重要だと考えた。ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 事業統轄本部 コンシューマー&リレーション統括部 マーケティング部 部長の正田直也氏は「球場で買う、食べることについては、行列にお並びいただくことがどうしても多く、改善すべきポイントでした。キャッシュレスによる会計時間の短縮、待機列の解消により、快適な観戦体験の提供を目指します」と説明する。また、コロナ禍による衛生環境の変化も鑑みて、完全キャッシュレスの導入に踏み切った。
キャッシュレス導入の大前提として観客の利便性向上が第一だ。そのため、「世の中にある決済手段をなるべく多く揃えることが重要と考えました」と正田氏は話す。三井住友カードのStera(ステラ)端末では、国際ブランド決済、電子マネー、QRコード決済など多様な支払いニーズに対応している。場内には据置型の「stera terminal」やモバイル端末の「stera mobile」を合わせて約500台の端末を設置予定だ。
「キャッシュレスサポートデスク」設置
キャッシュレスに不慣れな人も安心して来場できる環境を
さらに、日常生活の中で現金決済が中心の人が不便なく球場内で利用できる環境も整える。2019年より発行している「FIGHTERSxWAON」をリニューアルし、場内各所で購入・チャージ・利用ができるようにする。エスコンフィールドでは、場内各所に「キャッシュレスサポートデスク」も設置。初めてキャッシュレス決済を利用する人へのサポートを行う。
さらに、三井住友カードでは、FビレッジとJR新札幌駅、北広島駅などを結ぶシャトルバスにも、タッチ決済で乗車できる「stera transit」を導入予定だ。
正田氏は最後に「ご来場される皆様がストレス無くFビレッジでの体験を満喫してもらえるよう、今後もさまざまな取り組みを進めてまいります。ぜひ2023年3月30日の開業を楽しみにお待ちいただければ幸いです」と語り、笑顔を見せた。