2023年11月6日17:05
新常磐交通、ジェイアールバス関東、JR東日本は、「地域連携ICカード」を利用したIC乗車サービスの提供について合意したと発表した。サービス提供開始時期は2024年春を予定している。また、新常磐交通で利用できる「バスカード」については、2024年秋頃を目途に運用の終了を予定する。
IC乗車サービスは、新常磐交通(浜通り)およびジェイアールバス関東(県南地区)が運行する一般路線バスへの導入を予定している。また、導入後は、乗降データを利活用して適切な運行経路やダイヤへの見直しを行い、将来にわたり持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて取り組むという。
地域連携ICカードの導入により、福島県浜通り・県南地区のバス交通ネットワークの利便性向上が期待できるという。
なお、地域連携ICカードは、JR東日本が提供する、地域のバス事業者が運行するバスの定期券や各種割引など地域独自サービスの機能に加えて、SuicaエリアおよびSuicaと相互利用を行っているエリアで利用可能な乗車券や電子マネーなどのSuicaのサービスが1枚で利用できる2in1カードだ。既存のSuicaやSuicaと相互利用可能な他の交通系ICカードで両事業者のバスを利用できるようになり、観光など県外から訪れる人の利便性も向上するそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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