2020年11月20日8:40
青森市、青森市企業局交通部、JR東日本は、「地域連携ICカード」を利用したIC乗車サービスの提供について合意したと発表した。青森市営バス、青森市市バス、シャトル・ルートバス「ねぶたん号」の全路線への導入により、青森市内のバス交通ネットワークの利便性向上が期待できるとしている。
地域連携ICカードは、青森市内を運行するバスの定期券や各種割引サービスなどの地域独自のサービスの機能に加えて、SuicaエリアおよびSuicaと相互利用を行っているエリアで利用可能な乗車券や電子マネーなどのSuicaサービスが、1枚で利用可能な2in1カードとなる。
地域連携IC カードの導入により、市営バス、市バス、ねぶたん号で共通のポイントサービスなどを開始する。また、観光等で青森市を訪れた人が、SuicaやSuicaと相互利用可能な交通系ICカードで、市営バス、市バス、ねぶたん号を利用できるようになる。
利用者は、バス乗降口の端末に軽くタッチと運賃精算ができ、車内での接触機会の低減や降車時の密集回避など、新型コロナウイルス感染症予防対策としての効果が期待できるとしている。
なお、地域連携 IC カードでは、電子マネー決済や Suicaエリア等での鉄道利用のほか、東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線に乗車可能な「新幹線 e チケットサービス」でも利用可能だ(新青森駅発着の新幹線も利用可能)。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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