2024年6月14日7:20
ネットプロテクションズは、企業間取引の請求書をクレジットカードで支払うことができるサービス「NP掛け払い」請求書カード払いにおいて、2024年4月時点で決済金額が1億円/月を突破したと発表した。2023年10月のサービス提供開始から半年間で、決済金額および取引件数が月平均成長率約70%と毎月右肩上がりに伸長を続けている。またサービスへの登録企業数についても1,000社/月のペースで増加しているそうだ。
同社は、企業の与信審査から請求書発行、未収金の督促・回収にわたる請求業務のすべてを代行する「NP掛け払い」を2011年より提供している。現在では「NP掛け払い」を利用したことがある企業は約67万社にのぼり、その多くを占めるのは中小企業や個人事業主だが、円安などによる物価高や人手不足の深刻化に直面しており、限られたリソースのもとで本質的な業務に時間を割くことが難しい状況に置かれているという。
また「NP掛け払い」を利用する企業の業種として多くを占める卸売・小売事業者においては、商品販売前のタイミングで仕入れる必要があるため、現金が不足し、資金繰りの困難に直面している。
これらの企業において「NP掛け払い」請求書カード払いが利用されることで、実質的な支払い期日を先延ばしできるようになり、資金繰りを改善できる。さらに事前の書類提出は不要、融資やファクタリングサービスと比べて少ない準備工数で申込みできるため、業務効率化に繋がり、本業務に注力できるようになる点が評価されているとした。
同社では、生産年齢人口の減少などにより今後も深刻化を増す一方である人手不足の課題に対策すべく、引き続き企業の資金繰りや業務効率化を実現できる「NP掛け払い」請求書カード払いのニーズは高まると予測している。国内に約338万社ある中小企業に対してサービスの提供範囲を広げていくことで、企業の事業成長につなげていきたいとした。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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