2013年1月21日9:00
東アフリカに位置するケニアでは、銀行ネットワークより、モバイル送金のエムペサ(M-Pesa)のほうが普及している。
2007年4月に、アフリカの携帯キャリアであるサファリコム(ボーダフォンの傘下)がスタートしたエムペサだが、2012年までに約1,700万人が登録して利用している。
2012年11月末日、エムペサに新たな銀行サービスが加わった。預金や引出し、借入ができるというサービスで、名称はエムシュワリ(M-Shwari)だ。コマーシャルバンクオブアフリカと提携し、バンキングサービスを実施している。
1ケニアシリングから預金が可能で、年率2%から5%の金利がつく。借入れは100ケニアシリング(1.17米ドル)から。功罪慈悲や送金手数料は無料である。
そのエムシュワリのトランザクション総額が、1月初旬に10億ケニアシリング(約11.6億ドル)を達成した。借入れが1割強、預入れが残り9割である。利用者は25歳から35歳の若年層が多い。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。