2013年2月21日20:27
イー・アクセスとフェリカネットワークスは、イー・アクセスのAndroidスマートフォンと非接触ICカード技術方式「FeliCa」を融合したモバイルFeliCaの日本国内での導入と普及に関して、合意したと発表した。
イー・アクセスは、2013年3月7日から、フェリカネットワークスが開発、ライセンスするモバイルFeliCa ICチップを内蔵するAndroidスマートフォンを日本国内で発売する。また、イー・アクセスが販売するFeliCa対応Androidスマートフォンには、フェリカネットワークスが管理する「共通領域」を採用。さらに、イー・アクセスは、日本国内で販売するAndroidスマートフォンへのモバイルFeliCa ICチップの標準搭載を目指し、FeliCa対応Androidスマートフォンの導入後早期における普及促進を図るという。
FeliCa対応携帯電話やFeliCaカード等で既に利用されている交通系サービス、電子マネーや等の金融系サービス、及び会員証・ポイント等の各サービスを、イー・アクセスのFeliCa対応Androidスマートフォンにおいて実現するという。
電子マネーは、楽天Edyの楽天Edy、イオンのモバイルWAON、イオンと日本航空のモバイルJMB WAONに3月7日から対応する。また、乗車券としては、ANAのSKiPサービスに3月7日、JR東日本のモバイルSuicaに4月6日から対応する。会員証・ポイントカードとしては、ヨドバシカメラのゴールドポイントカード、ビックカメラのビックポイント機能つきケータイ、マツモトキヨシのマツキヨポイントアプリにそれぞれ3月7日から対応予定となっている。
フェリカネットワークスは、イー・アクセスのモバイルFeliCa導入に際して、「共通領域」を利用するサービス事業者に対して「リモート発行サービス」を提供し、すでに累計出荷台数は約2億200万台(2012年7月末、フェリカネットワークス調べ)に達しているモバイルFeliCa ICチップ搭載携帯電話上で展開されるサービスの更なる広がりを推進するとともに、モバイルFeliCa及びNFC(Near Field Communication)技術の普及と発展に貢献していきたいとしている。