2014年12月3日11:33
富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)と凸版印刷は、エービーシー・マート(ABC-MART)が、2014年12月3日から、全国約800店舗で取り扱いを開始する「エービーシー・マート ギフトカード」向けに、「ギフトカードASPサービス」を提供すると発表した。残高をサーバで管理するプラスチック型のギフトカードの導入は、日本の靴専門店で初めてとなるそうだ。
「エービーシー・マート ギフトカード」は、「ABC-MART」「NUOVO」など、ABC-MARTが全国に展開する約800の実店舗とオンラインストアで利用できるギフトカード(オンラインストアは2015年3月頃より利用開始予定)。同カードは、残高をサーバで管理するプラスチック型のギフトカードで、「ABC-MART」の一部店舗を中心に販売され、額面は3,000円、5,000円、1万円の中から選択できる。
これまでもABC-MARTでは、多くの利用者が贈答用として靴を購入していたが、サイズが合わないなどの理由で交換を希望することもあり、受取人の不便さの解消が課題となっていた。
今回取り扱いを開始した「エービーシー・マート ギフトカード」は、ギフトカードを贈られた受取人が、自身で商品を選ぶことができる。そのため受取人は、店舗で取り扱うすべての商品から、自分の好みにあったものを受け取ることができる上、サイズの不一致も起きにくくなる。また、ABC-MARTのオンラインストア「ABC-MART.net」での利用開始も予定されており、商品選択時の利便性が向上する。さらに、誕生日や進学・就職のお祝い、子供や孫へのプレゼントなどのほか、イベントの景品など、これまで商品の特性上難しかったさまざまなシーンでの活用が可能となる。
なお、「エービーシー・マート ギフトカード」に採用された「ギフトカードASPサービス」は、富士通FIPと凸版印刷が共同で開始したもので、ギフトカードの残高管理を行うリアルタイムプロセッシングサービスとなる。ISO/IEC27001をはじめ各種国際認証を満たした富士通FIPのデータセンターで運用されるサービスとして、すでに110社を越える企業に導入されている。これらサービスとしての優位性に加え、富士通FIPと凸版印刷が連携することで、ギフトカード事業導入に関するビジネスサポートから、ギフトカードの製造・発行、プロモーションサポートまで、ワンストップでサービスを提供できる点などが特徴となっている。