2018年5月28日9:00
レジに並びたくない人たちのためにはじめたサービスを、ウォルマートは廃止することになった。その名はScan & Go(スキャン&ゴー)。
店舗に設置したモバイル端末で、商品をスキャンし、セルフレジで精算するというものである。自分のスマートフォンでも利用できた。
なぜ廃止となったのか。ウォルマートによると、利用者が少なかったから。投資対効果が著しく低かったようだ。
全米100店舗で展開すると発表してから、わずか4カ月で廃止してしまった。ウォルマート顧客層へScan & Goの利便性をわかりやすく説明していたのだろうか。
アマゾン対抗で、デジタル化を推進しても、顧客がついていかない。そんなアンバランスがリアル店舗のデジタル戦略にみてとれる。