2018年10月10日19:29
セディナとTrue Dataは業務提携し、メーカーや流通小売企業等を対象に、生活者の商品購買情報とクレジットカード情報を掛け合わせたビッグデータを活用したデータマーケティングサービスの提供を、2018年10月17日より開始すると発表した。
多くの流通小売企業と提携クレジットカードを発行しているセディナと、生活者の商品購買情報(ID-POS情報)の分析・コンサルティング事業を手掛けるTrue Dataは、両社の保有するデータ・ノウハウを活用し、生活者の購買行動の見える化を目的とする分析支援や市場調査、送客等のデータマーケティングサービスを提供していくことで業務提携した。クレジットカード会社が、国内最大規模のID-POS情報を持つデータマーケティング会社と協業し、第三者に対してサービスを提供する国内初の取り組みとなるそうだ。
具体的に、セディナは、約1,600万人のクレジットカード会員情報を保有している。提携先・加盟店の自社内の購買情報のほか、外部での利用情報の把握が可能で、今後はクレジットカード事業のみならず、信販事業・ソリューション事業におけるデータまで、活用範囲を広げていく予定だという。一方、True Dataは、ドラッグストア、スーパーマーケットにおける日々の購買情報を、延べ5,000万人分保有している。同データをもとに統計化したID-POS情報を活用して、200社以上のメーカーや小売業をはじめとするさまざまな企業へデータマーケティングサービスを提供している。
セディナの提携先・加盟店の自社情報と、カード会員属性・利用情報、ID-POSの分析情報を掛け合わせ、データマーケティングノウハウを使って、これまで自社情報だけでは掴みきれなかった生活者のニーズを見える化し、商品戦略、エリア・店舗戦略、販売戦略に活かすことができるという。
また、データ分析による課題発見から、施策展開、店舗送客までのデータマーケティングに関わる一連の業務をワンストップで支援する。