2019年3月20日8:00
楽天とアルペンは、2019年3月18日に記者説明会を開催し、4月1日から、アルペングループが運営するスポーツ用品店全401店舗で、楽天の共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」を利用可能にするほか、同日より楽天カードとアルペンの提携カード「アルペングループ 楽天カード」の申込受付・発行を開始すると発表した。
「楽天ポイントカード」導入に加え、アルペンの独自ポイント開始
アルペンでは、リアルとネットをシームレスに結ぶ上で、デジタルに知見を持つパートナーとの提携が重要であると考えたそうだ。楽天の「楽天スーパーポイント」は、貯まりやすく、もらって嬉しいポイントプログラムであり、日本で最もよく使用されているプログラムであるとした。また、クレジットカードの「楽天カード」、携帯電話事業への参入など、数多くのサービスを展開している。さらに、野球やサッカーチームを持ち、「NBA Japan Games 2019 Presented by Rakuten」を開催するなど、日本のスポーツシーンを先導する企業でもある。
一方、楽天 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史氏は、スポーツリテールのイノベーターであるアルペンとともに、日本のみならず世界のスポーツを盛り上げていきたいとした。
4月からは、「楽天ポイントカード」をアルペングループの各店舗に導入する。利用者は、「楽天ポイントカード」もしくは「楽天ポイントカードアプリ」を提示すると、買い物金額に応じて「楽天スーパーポイント」を貯めたり、使ったりできるようになる。また、各店舗では、「アルペングループ 楽天ポイントカード」も発行する。
アルペンでは、アルペンの独自ポイント「アルペングループメンバーズ」も4月1日にスタート。同メンバーズは、①学生からシニアまで誰でも入会可能、②店舗でも公式オンラインストアでも利用可能、③「アルペンポイント」を最大5%還元、④加工費やチューンナップなどアルペングループでの特典が手にできる、⑤公式アプリやLINEと連携して入会できる、といった特徴を有している。さらに、「アルペングループアプリ」「ゴルフ5アプリ」のアルペングループ公式アプリも4月1日にリリースする予定だ。
「アルペングループ 楽天カード」で最大6.5%のポイント付与
さらに、流通系企業では初となる楽天カードとの提携カード、「アルペングループ 楽天カード」の申込受付・発行を開始する。アルペン 代表取締役社長 水野 敦之氏は、「ビジネス面へのインパクトが大きく大きな一歩を踏み出せました」と成果を口にする。アルペンでは、楽天ポイントカード利用分として、200円(税抜)の支払いにつき1ポイント付与する。また、楽天カード利用分として、100円の支払いにつきが1ポイントが付く。さらに、楽天スーパーポイントに加え、「アルペンポイント」の付与および両ポイントの利用が可能であり、アルペン 常務執行役員 戦略企画本部長 二十軒 翔氏は、最大6.5%のポイント還元である点を強調した。同カードは、初年度30万人の目標を掲げており、「アルペングループ 楽天カード」入会時には、「楽天ポイント」と「アルペンポイント」を最大2,500ポイント手にできるキャンペーンを実施する。
なお、アルペンでは、2006年からTポイント・ジャパンのTポイントを導入していたが、同社との契約を終了し、楽天との契約に至ったそうだ。
ネットとリアルを連動させた施策を強化
アルペンと楽天では今後、ネットとリアルを連動させた施策を行う予定だ。5月6日~6月2日までのキャンペーン期間中に「アルペン楽天市場店」でエントリーし、アルペングループ店舗で楽天カードを提示の上、5,000円以上の買い物をした人を対象に、楽天スーパーポイント500ポイントをプレゼントする。
また、ゴルフ5カントリーでは、楽天GORAに2005年2月から出店しているが、2019年春からアルペングループのゴルフ場「四日市コース」「みずなみコース」で「楽天チェックイン」を追加する予定だ(4つのゴルフ場では導入済み)。これにより、来場時に手書きやサインが不要で、最大50ポイント貯めることができるという。