2019年4月3日7:30
楽天は、国立大学法人東北大学と、東北発のイノベーション創出を目的とした包括連携協定を2019年4月2日に締結したと発表した。
同協定を通じて、両者は、互いに有する知見やアセットを生かし、卓越したイノベーションを創出していくという。産学連携の各種プロジェクトの迅速な遂行を図るため、「楽天イノベーションラボ東北(英表記:Rakuten Innovation Laboratory Tohoku)」を東北大学内に協働の拠点として設置する。初年度の連携領域として、ヘルスケア・医療、ロボティクス、そしてイノベーションを担う人材育成へ重点を置き、今後も拡大していく予定だ。
具体的な取り組みの予定として、楽天野球団が運営する東北楽天ゴールデンイーグルスと東北大学によるスポーツ科学に関する共同研究を行う。また、医療分野における楽天のライフサイエンス事業推進部および「楽天キャピタル」と東北大学との連携を行う。さらに、ロボティクスおよび物流に関する研究・実験の実施する。
そのほか、人材育成では、①楽天ピープル&カルチャー研究所と東北大学による人材育成をテーマにしたハッカソンの実施などの協働、②グローバルマインドセットやアントレプレナーシップを醸成するための学生を対象としたプログラム策定と実行、③楽天技術研究所と東北大学による社会人学生に向けた魅力ある教育プログラムの開発および発信を行う。
決済分野では、東北大学キャンパス内におけるスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」導入によるキャッシュレス化推進を行う予定だ。