2020年7月13日16:05
アルメックスは、このほど、飲食店向けに、利用者が好みの食材や量を選びながらオリジナルメニューを作ってオーダーできるパーソナル・オーダーシステムと新開発のKIOSK端末(自動精算機)に連動して、会計の完全無人化を実現する精算システムを開発した。
これらのシステムは、 オーダーエントリーシステム(OES)やPOSシステムと連動しているため、利用者の入店から会計まで、配膳以外の顧客対応業務をすべて無人化にすることが可能となる。従業員の業務効率化や利用者の回転率向上につながるそうだ。
全席に配置されたパーソナル・オーダー端末からは、定番メニューに加え、ハンバーグの枚数やソースの種類、トッピング、サラダの量、ライスの種類と量などを自由に組み合わせ、自分だけのオリジナルメニューを自分の好きなタイミングで完成させてオーダーすることができる。また、メニューを作りこんでいく過程もビジュアルで適宜確認できる。
同システムを導入した飲食店は、管理者用の画面から定番メニューやカスタマイズ用の食材、写真などを登録することで、利用者が自ら自分好みのカスタマイズに対応したメニューを作成することができる。また、メニューはデジタル化されているので、食材の追加や入れ替えも簡易に行うことができる。今後、海外から訪れた利用者向けに、メニューの多言語化も予定している。
食後の会計手続きは、すべて新開発のKIOSK端末だけで行える。卓上に置かれている精算用プレートのQRコードをKIOSK端末のリーダー部にかざすと会計処理がスタートし、 料金が表示される。一括での会計に加え、グループの利用者はそれぞれが食べたメニューを個別に会計することも可能だ。
支払い方法は、現金、クレジットカード、電子マネーから選択できるほか、QRコード決済にも対応予定だ。
なお、同システムは2020年6月1日にオープンしたアレフの新業態「ディッシャーズ江ノ島店」、 6月15日にOPENした「ディッシャーズ新宿住友ビル店」にて、運用を開始している。
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ペイメントナビ編集部
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