2020年7月15日13:00
三井住友カードは、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)が提供する不正検知システム「Visa Risk Manager」(VRM)を、クレジットカード取引の不正取引検知システムとして導入したと発表した。
VRMは、「Visa Advanced Authorization」(VAA)やその他のVisaのリスクソリューションと連携し、Visaのグローバルな決済ネットワーク(VisaNet)で不正取引の判定を行う不正検知システムとなる。VAAは、ニューラルネットワークに基づく人工知能(AI)を活用し、新種の不正取引パターンや不正取引の傾向を、約1ミリ秒で分析し不正取引として特定することができるツールであるという。
三井住友カードでは、不正検知システムを用いて24時間365日体制でカード取引のモニタリングを実施している。従来のモニタリングに加えて、VisaNet 通過時にVisaの不正検知システムであるVRMを導入することで、利用者のより安心・安全で快適なキャッシュレスライフの実現を目指すという。
また、Visa は、決済エコシステムを保護するため、日々セキュリティの確保に努めており、リスク関連の製品・サービスを提供することで、カード会員・加盟店・金融機関等が不正を未然に防ぐことができるよう支援している。 VAAやVRM以外にも、Visaのタッチ決済、Visa Secure、Visa トークンサービス(VTS)、CyberSourceの Decision Manager(DM)等のさまざまなソリューションを提供している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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