2021年9月28日19:02
三井住友カードは、取引先企業のマーケティング活動の支援を目的に、2019年10月よりキャッシュレスデータを活用したデータ分析支援サービス「Custella(カステラ)」を提供してきたが、このほど新たなサービスの提供を開始したと発表した。
無料の業種別消費レポート「Custella Trend (カステラ トレンド)」は、世の中の消費トレンドを業種別、性・年代別、エリア別などで分析可視化したレポートを、登録のメールアドレスに毎月届ける。顧客消費トレンドを捉え、世の中の変化への打ち手として利用できる、無料配信の WEB レポートサービスだ。
コンテンツとして、キャッシュレス消費トレンドは、近年拡大するキャッシュレス推移を可視化する。決済金額・件数の推移に加え、年代別や居住地別など、利用者属性ごとの消費動向の変化を月次で追っていく。消費欲求区分ごとの推移は、消費者の財布シェアを可視化する。消費”欲求”をキーワードにした 7 つの業種グループ(衣、食、住、生活・健康美容、旅・移動、遊・学、オンライン)に分類した。コロナ前後での消費者行動分析は、コロナ禍で複雑化した消費行動の変化を読み解く。コロナ前後における「オンライン利用」「お出かけ範囲」の 2 種類の消費行動の増減により、消費者の行動を 4 つに区分した。業種別の動向は、43の業種ごとに、決済金額や客数、客単価の推移を分析する。また、各業種の加盟店を利用している人が、他にどの業種の加盟店で多く消費しているのかについてランキングした。
また、DM プロモーション支援 「Custella Promotion (カステラ プロモーション)」 を有料で提供する。EC利用や日常消費利用などさまざまな購買情報と、性・年代別、居住地、勤務地などの属性情報を活用した精度の高いセグメンテーションや、AI(機械学習)によるモデリングを用いた分析を行い、三井住友カード会員へ紙 DM や e-DM を発送・配信するサービスだ。また、発送・配信後の反応について効果検証を行い、取引先企業とは異なる他業種での利用傾向などのキャッシュレスデータを掛け合わせることで、DM に反応した利用者のペルソナ像(人物像)を可視化し、今後のプロモーションのターゲット設定にも活用できる。