2022年2月22日12:30
東芝テックは、食品スーパーマーケットなどの量販店向けに、消費者自身のスマートフォンや店舗が用意したタブレット端末付きのショッピングカートを利用し、店内を買い物しながらバーコードの読み取りを行い、会計機で支払いを完了できるELERA売場移動型セルフレジシステム「ピピットセルフ」を2022年2月28日(予定)に発売する。
人手不足が進むなか「省人店舗化」「無人店舗化」の流れは加速している。また、昨今の新型コロナウイルスの影響で買い物時間短縮と個人端末利用の機運が高まっている。ELERA売場移動型セルフレジシステム「ピピットセルフ」は、店舗が用意する専用カートタイプと消費者自身のスマートフォンを利用したスマホタイプをラインナップ。そして、消費者にとってレジ待ちなしで売場移動型セルフレジのサービスメニューを提供する。
同サービスは、同社が開発を推進するグローバルプラットフォーム「ELERA」上に構築される。「ELERA」ではさまざまなマイクロサービスとの連携、利活用が可能となる。
今後は、売場での買い物中にお買得情報などを端末に表示し、「ピピットセルフ」利用取引中に値引きする販促機能をはじめ、不正防止機能、「ELERA」上で実現する決済機能との連携などの強化を行うという。また、「ELERA」を経由してパートナーと連携することにより、小売業と消費者双方にとってより快適な買い物環境の提供を目指す。
なお、販売ターゲットは、量販店(GMS、スーパー、ホームセンター、ドラッグストア)などとなり、販売予定数は、5年間で435店舗となる。
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ペイメントナビ編集部
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