2023年5月30日20:06
イオンエンターテイメントとネットスターズは、イオンエンターテイメントが運営するシネマコンプレックス「イオンシネマ幕張新都心」(千葉県千葉市)、「イオンシネマ市川妙典」(千葉県市川市)、および2023年7月に開業する「イオンシネマとなみ」(富山県砺波市)の3劇場に、ネットスターズが提供するセルフオーダーシステム「StarPay-Order」を導入する。イオンシネマ幕張新都心は6月1日から、イオンシネマ市川妙典は6月5日から導入予定だ。
導入後は、飲食物販売用のPOSレジがゼロになり、オーダー受付から支払いまでがすべて無人化される。オーダーは専用のキオスク端末もしくは利用者のスマホからとなり、クレジットカード、QRコード決済等のキャッシュレス決済に対応することで顧客利便性も高くなる。今後は、全国のイオンシネマ全劇場にも順次拡大予定だ。
具体的には、イオンシネマ各劇場の飲食売店に、利用者のスマホでオーダーから決済まで完了する「モバイルオーダー」と、設置型のタッチパネル端末(キオスク端末)でオーダー・決済ができる「キオスクオーダー(セルフレジ)」、2タイプのセルフオーダーシステムを導入する。
「モバイルオーダー」は、飲食売店に掲出するQRコードを利用者のスマホで読み取り、メニューを確認して、オーダーする。決済手段を選択し、決済が完了すると、スマホ画面に受付番号が表示される。オーダー商品ができると、スマホに通知と、飲食売店内のディスプレイに受付番号が表示される。
「キオスクオーダー(セルフレジ)」は、タッチパネル式のキオスク端末の画面に表示されるメニューから利用者がオーダーする。対応する決済サービスを選択して決済すると、受付番号が発券される。オーダー商品ができると、飲食売店内のディスプレイに受付番号が表示されるそうだ。
利用者は映画の上映開始時間を気にしながら注文の列に並ぶ必要がなくなるため、よりスムーズな鑑賞が体験でき、満足度の向上が見込まれるとしている。また利用者が店員とのやりとり無しに注文から支払いまで済ませることができるため、店舗は調理や飲食物の提供に専念し、業務オペレーションを効率化することができるそうだ。