2023年6月27日7:00
リップル(Ripple)は、コロンビアの中央銀行であるコロンビア共和国銀行と共同で、ブロックチェーン技術のユースケースを開発および試験導入することを発表した。
コロンビア共和国銀行は、コロンビアの情報通信技術省(MinTIC)と共同で、エネルギー効率に優れたオープンソースの分散型ブロックチェーンであるXRP Ledger(XRPL)のコア技術を活用したリップルのCBDCプラットフォームを用いて、コロンビアの高額決済システムを強化するユースケースを試験的に導入する。同試験運用プログラムは、MinTICが主導するブロックチェーン実験の第3期の一環として開発される予定だ。
同プロジェクトは、MinTICのデジタル政府総局の指導のもと、2023年末まで実施される予定だ。また、MinTICによるブロックチェーン実験の第3期の目標は、ブロックチェーン技術の比類なき速度や拡張性、そして透明性がいかに決済システムやデータ管理に革新をもたらすかを、インタラクティブでかつ協力的な実世界での実験を通じて国や地域の公共機関に示すことだという。リップルのCBDCプラットフォームは、公共インフラとは別の制御された環境で実験および検証が行われる。同試験運用プログラムについての具体的なユースケースや実施方法については、年内に詳細を発表・開示する予定だという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト