2024年4月1日8:10
クレディセゾンはDATAFLUCTと提携し、2022年6月2日より「SAISON CARD Digital for becoz」(以下、becoz card)の発行を行っている。becoz cardは同社が提携するドコノミーのCO2排出量可視化技術「Åland Index」を活用し、決済データに基づくCO2排出量を算出できるクレジットカードだ。
30代以下が半数以上
CO2排出量が多い業種で利用される
becoz cardは、環境イベント(GOOD LIFEフェアや環境デーなごや)での紹介時の入会やWebサイトから申し込みがある。2023年7月時点の利用者の傾向として、男性の会員比率が高く7割を越えているという。また、30代以下の会員が半数以上を占め、初めてセゾンカードに入会する人が約半数となっている。クレディセゾンでは「CO2排出量を確認するため日常での利用率が高く、飛行機、ガソリンスタンドなど一般的にCO2排出量が多いとされる業種で使われる傾向があります」と説明する。
CO2排出量可視化サービスに加えて、2023年6月にカード発行1周年を迎え、同社で運営している群馬県渋川市の「赤城自然園」との新たなサービスを展開している。becoz card年間ショッピング利用額30万円以上の会員へペア入園券をプレゼントしている。また、全becoz card会員の総利用金額1,000万円ごとに、どんぐり苗木を発芽させるポット(どんぐりポット)を移植する(年間100ポットが上限、初年度集計期間:2022年12月11日~2023年12月10日)。
クレディセゾンでは、会員がbecoz cardを利用し、CO2排出量可視化を通じ行動変容までつなげることを目指している。そのため、どのようなサービスが求められているか検証をしていくことが必要だとした。
今後の目標として、becoz cardの提供により「CO2削減に対して何かしらアクションを起こしたい」と考える会員をサポートしていきたいとしている。毎月の決済データのCO2排出量を確認してもらうことで、日々の買い物の中で、どの決済の排出量が多いのかを把握してもらうことができる。クレディセゾンでは、今日からの買い物で工夫をしたりCO2削減に向けていろいろな選択肢があることを体感してもらいたいと考えているそうだ。