2024年11月24日7:00
能勢電鉄、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)、ジェーシービー(JCB)、東芝インフラシステムズ、QUADRACは、2025年3月(予定)に、能勢電鉄の全駅で三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera(ステラ) transit(トランジット)」を活用した、タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等による鉄道乗車サービスを開始すると発表した。
対応する決済ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯となり、Mastercardについては、今後追加予定だ。
クレジットカードやデビットカードなどのタッチ決済による乗車では、IC カードへのチャージが不要となり、利用者が手持ちのタッチ決済対応のカードや同カードが設定されたスマートフォンなどを、新たに改札機に設置する専用リーダーにタッチすることで改札を通過できる。通勤や通学、買い物などで日常的に利用する人に加えて、2025年に開催される大阪・関西万博を契機に、より多くの訪日外国人の方の利用が見込まれる。こうした幅広い利用者に、より便利で快適な鉄道サービスを提供していきたいとしている。
各社の役割として、能勢電鉄が鉄道の運行、タッチ決済対応設備の整備、タッチ決済を活用した企画の実施、三井住友カードがキャッシュレス決済の導入支援、stera transitプラットフォームの提供、VisaがVisaのタッチ決済に関するソリューションの提供・認知プロモーション、JCBがキャッシュレス決済の導入支援、JCBおよびAmerican Express、Diners Club、Discoverのタッチ決済に関するソリューションの提供・認知プロモーション、東芝インフラシステムズがタッチ決済対応改札機の開発、QUADRACが交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム「Q-move」の提供となる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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