2015年7月1日23:37
凸版印刷は、顧客IDベースで会員証・クーポン・チラシ・キャンペーンなどのサービスをスマートフォンアプリに集約したCRMツール「お買い物アプリ」を流通サービス業界に向け提供している。このほど、同「お買い物アプリ」を、ミス・パリがエステティック業界で初採用し、会員向けに提供するスマートフォンアプリ「会員証アプリ」として、2015年7月より本格的な運用を開始すると発表した。
「お買い物アプリ」は、スマートフォンを用いた会員証サービスや、クーポン・キャンペーン・チラシなどの情報配信を行うCRMツールとなる。基本プラットフォームをクラウドで提供することにより、導入企業は低価格での運用が可能だ。さらに、商品やサービスの購買・利用に関する情報がスマートフォンに集約されるという。
導入企業では、スマートフォンを介して顧客情報や各種サービスの利用状況をリアルタイムに把握できるため、より精度の高いCRMが展開可能だ。また、導入企業向けにWebベースの管理ツールを提供、クーポンやチラシ、キャンペーン告知などのコンテンツ管理が容易になる。
今回ミス・パリに採用されたスマートフォンアプリ「会員証アプリ」では、「お買い物アプリ」が持つ「会員証」、「クーポンなどのお知らせ」、「キャンペーン」などの機能を提供。アプリのインストール時に会員証番号を入力することにより、利用履歴に基づいた情報やクーポンの配信など、会員に向けたダイレクトコミュニケーションが可能になるそうだ。
凸版印刷はスマートフォン向けCRMツール「お買い物アプリ」を全国の流通・小売業界や理美容業界、外食業界に向け拡販。コンテンツ制作やアプリの運用など関連受注を含め、2018年度までに20億円の売上を目指す。