2019年10月10日12:00
クレディセゾンは、インドに設立した「Kisetsu Saison Finance (India) Private Limited」(本社:バンガロール)を通して、インド市場においてデジタルレンディング事業を開始すると発表した。
クレディセゾンでは、2018年6月にインドに Kisetsu Saisonを設立し、事業開始に向け準備を進めてきたが、このほど、インド準備銀行より事業開始に必要となるライセンスの認可を取得した。
ボストンコンサルティンググループ「Digital Lending: A $1 Trillion opportunity over the next 5 years (2018)」によると、近年インドでは、伝統的なバンキングシステムから十分に融資を受けられていない中小零細企業や個人顧客の資金需要に対応したデジタルレンディング市場が急成長しており、向こう5年間で1兆USドル(約108兆円)を超えることが見込まれている。
なお、デジタルレンディングは、融資の手続きの多くをオンライン化することで、与信に関する事務処理やコミュニケーションといったコストを削減し、顧客に最適かつ迅速にローンを提供することを可能にする。
Kisetsu Saison では、経営ビジョンに「テクノロジーの活用とビジネスモデルの革新によるファイナンシャルインクルージョンの実現」を掲げ、クレディセゾンが日本のリテールファイナンス事業で培ってきたノウハウを活かし、インドで既に多くの顧客接点を持ち、レンディングノウハウを保有するスタートアップ企業との提携を通じて、幅広い領域での迅速な事業展開を目指すという。
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ペイメントナビ編集部
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