2020年8月19日19:18
日本NCRは、2020年8月18日、金融機関向け次世代テレビ窓口ソリューション「NCR Interactive Teller Essentials(エヌシ―アール インタラクティブテラー エッセンシャルズ)」を発表した。
日本NCRは、マイナス金利による収益の圧迫や人口減少によるマーケット縮小などによって厳しい経営環境にある、ドイツの金融機関で導入成果を出したテレビ窓口ソリューションのノウハウを取り入れ、日本国内の金融機関向けに特化した次世代テレビ窓口ソリューション「NCR Interactive Teller Essentials」を開発したという。
「NCR Interactive Teller Essentials」は、カメラと各種デバイスを通して遠隔地の窓口業務担当者と利用者をリアルタイムに接続することで、現金処理を伴わないほぼ全てのテラー取引や相談業務を、営業店に人員を配置することなく可能にする。また、新型コロナウイルスなど感染症対策の観点から非接触、非対面を希望する利用者のニーズも満たし、今後利用者ごとに異なるさまざまな金融ニーズに対応可能な新しいテレビ窓口ソリューションだとしている。
「NCR Interactive Teller Essentials」を導入することで、店舗・人員の最適配置による業務効率化が図れるそうだ。導入後も音声AI認識・自動翻訳の導入など、利用者のニーズと稼働状況に応じた機能拡張が可能だ。
なお、「NCR Interactive Teller Essentials」は日本NCRが推進する金融機関向け「営業店改革ソリューション」の一つであり、バックオフィスのさらなる効率化を実現する「イメージ統合基盤ソリューション」と併せて金融機関の営業店改革を支援するという。
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ペイメントナビ編集部
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