2021年4月14日8:30
国内企業としての強みを武器に中小企業中心にサービス提供へ
大企業向け決済端末「Incredist」シリーズを展開するフライトシステムコンサルティングでは、2021年後半より、中小企業向けに、Android携帯端末をNFC決済の決済端末として利用するソリューション「Tapion(タピオン)」の提供を開始する予定だ。当面はVisa、Mastercard、American Expressの国際クレジットカード3ブランドのコンタクトレス決済に対応し、将来的にはFeliCa対応も検討する。主に飲食店などで数千円単位の決済に利用されることを想定しており、代理店を通じて早い段階で数万店への導入を見込む。
記事のポイント!
①「Tap to Phone」の技術を活用したソリューションでNFC決済が可能に
②早々に2万~3万端末での対応を目指す
③ライバルも登場しているが製品クオリティに自信を見せる
④EMV、PCI などのセキュリティ認定を取得、iOSの動向も注視
⑤加盟店のニーズに合ったサービスを提供へ
コストを抑えてコンタクトレス決済を導入
当初は機種を限定しての展開を予定
決済端末にクレジットカードやスマホをかざすだけで決済を完了できるコンタクトレス決済は、操作の簡便性やスピードの面のみならず、昨今のコロナ禍で衛生面からもユーザー、店舗の双方から支持を集め、普及が進んでいる。とはいえ専用端末の設置やメンテナンスにコストがかかるという理由で、導入に二の足を踏む中小規模の店舗も少なくない。
フライトシステムコンサルティングでは、新たな取り組みとして中小企業向けに、Android携帯端末を決済端末として利用する「Tap to Phone」の技術を活用したソリューション「Tapion(タピオン)」を、2021年後半から提供開始する。Android端末に専用決済アプリ「Tapion」をダウンロードすることにより、同社のキャッシュレス決済専用LTEネットワークを利用したNFC決済を行うことが可能になる。
店舗では、ジャックなどの備品も不要で、汎用Android端末さえあればコンタクトレス決済の導入が可能。ただしAndroid端末は機能もデザインもさまざまで、NFCの感度にも大きな差があるため、サービス利用のメリットが正しく伝わるように、「当初は機種を限定してサービスを提供していきたい」とフライトシステムコンサルティング 代表取締役社長 片山圭一朗氏は話す。料金体系についても現時点では未定だが、中小企業事業者でも負担にならないよう初期費用および固定費は抑えつつ、手数料ビジネスモデルを検討中とのことだ。
2年後にはクレジットカードの多くがタッチ決済対応?
製品のクオリティに自信
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
「Paymentnavi Pro2021」の詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。