2022年5月18日7:00
米国のSocket Mobile Inc(ソケットモバイル)は、2022年5月5日、同社のBluetooth NFCリーダー/ライター「S550」がコードレスNFCリーダー/ライターとしては世界で初めてNFC ForumのCR12認定を受けたと発表した。
これにより、S550は数十億に上るすべてのNFC Forum準拠のタグを読み取ることができ、加えてS550はApple VASならびにGoogle Smart Tapの認定も取得しているため、物理的なNFCベースのカードやタグに加え、スマートフォンのウォレット内に作成されたモバイルパスもS550にタップするだけで読むことができるという。
NFC Forumの認定には、厳格なテストと検証をパスしなければならず、NFCエコシステムで使われるS550を含む主要デバイスの互換性と高性能を保証することになるそうだ。
アプリケーションパートナーは、S550 NFCリーダーライターと開発ツール(Capture SDK)を組み合わせることで、複雑な開発工程をスキップでき、NFC データを使用することに集中してアプリケーションを開発することができるという。
例えば、本人確認のために紙ベースの健康保険証を提示するという時間のかかる視覚的な本人確認システムに代わって、スマートフォンに健康保険証を仮想化することで、スマートフォンをS550にタップするだけで迅速かつ正確に処理することができるようになる。
他に、ポイントシステム、クローズドループの支払い、会員証、ワクチンパスポートシステムなどにも適しているとした。
アプリケーションパートナーはアプリにCaptureSDKを実装することで、そのアプリケーションはSocket Mobileの全てのバーコードスキャナ―、RFID/NFCリーダーライターが使えることになるため、アプリの変更無しで、それぞれの顧客のニーズに適したデバイスを選択できるそうだ。