2023年7月12日7:00
デジタルガレージ(DG)とりそなホールディングス(りそなグループ)は、企業間取引のクレジットカード決済に関するサービス「DGFT請求書カード払い」の本格提供に向けて、ニーズ検証を目的とした取り組みを開始した。2023年7月11日より3カ月間、りそなグループおよび関西みらいフィナンシャルグループ傘下銀行の一部の営業店において、「DGFT請求書カード払い」の取り扱いを行っている。
国内の9割超を占めるSMB(中小規模事業者)のDX化は、喫緊の課題となっている。同取り組みを通じて、SMBに強固な顧客基盤を持つりそなグループとの提携により、利用者の「カード決済」ニーズの高まりや利用シーンを検証し、利用者にとって真に価値のあるサービスの提供を行うそうだ。
今回の対象となる銀行・店舗は、りそな銀行の渋谷支店・城東支店・京阪京橋支店、埼玉りそな銀行の川口支店、関西みらい銀行の天神橋筋支店、みなと銀行の兵庫支店となる。
DGとりそなグループは、2022年11月に資本業務提携を締結し、DGグループの有するスタートアップ・エコシステムを通じた革新的な技術や、両社の保有するデータを活用した付加価値のある新たな金融・決済サービスの提供に向けて協力してきたそうだ。
なお、DGFT請求書カード払いは、銀行振込の請求書での支払いを、JCB/Visa/Mastercard(R)/ダイナースクラブのカード(JCBブランドで発行されたプリペイドカードを除く)での支払いに切り替えることで、実質的な支払い期日を最大60日程度繰延するサービスだ。取引先がカード決済に対応していない場合でも利用できる。季節要因による定期的な資金不足や突発的な資金調達など、中小事業者の資金繰りをサポートしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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