2023年9月14日18:20
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、TMNのモジュール型電子マネー決済端末「UT-E20」において、地方公共団体情報システム機構(以下 J-LIS)による「公的個人認証サービスに対応するICカードリーダライターの適合性検証」を実施し、適合判定の承認を受けたと発表した。これを受け、今後は、「UT-E20」を電子マネー決済および、マイナンバーカード読取り機能搭載のマルチ決済端末として販売していく。
政府による「デジタル社会の実現に向けた重点計画」として「マイナンバーカードの機能拡充」に向けた取り組みが推進されているなか、TMNでは、今後のマイナンバーカードの民間サービスとしての利用普及を見据えて、マイナンバーカードの読取り機能搭載のTMNの決済端末「UT-E20」において、マイナンバー読取り機能の信頼性を確保するため適合性検証を実施した。今後、マイナンバーカード対応電子マネー決済端末として販売し、加盟店のニーズに応じて新たなサービスを開発していくそうだ。
TMNは、決済端末を高機能化することで、加盟店の利便性向上や、業務効率化などさまざまな課題解決につなげられると考えており、今後も市場の変化やニーズを汲み取り、キャッシュレス決済だけでなく、現金決済や非決済領域においてもサービスを拡充していくことで、生活者にとって安心・安全で便利な消費環境の創出に貢献していきたいとした。
なお、TMNの決済端末はスーパーやコンビニエンスストアなどで利用されており、87万台(2023年6月末時点)の稼働決済端末が同社ゲートウェイに接続しているそうだ。